うつ病の改善には投薬治療が欠かせない【薬の特徴を知っておこう】

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根本的な治療の補助

女の人

対症療法的に使います

うつ病は様々な原因が複雑に絡み合い症状が現れる病気のため、その治療は一筋縄ではいきません。人間関係や進路、仕事、金銭など様々な悩みや不安、そこからくるストレスが影響している場合、それを解決しなければ根本的な治療は難しいです。そういった問題は自分の力で解決したり、周りから力を加えて解決したりするにも時間がかかる場合が多く、薬を飲んですぐに治るというものではありません。それでも、うつ病の治療に薬は欠かすことができません。うつ病では、心と身体に様々な症状が現れます。倦怠感や孤独感、強い不安感や無力感、不眠といった心理的なものから、頭痛や腹痛、吐き気といった一見うつ病とは直接関係ないように感じてしまう症状まで様々です。こういった症状は、うつ病の程度によって常に付きまとうもので、良くなったり悪くなったり、今まで無かった症状が突然現れたりもするので対処が難しいです。また日常生活にも支障を及ぼす可能性があり、仕事や学業、家事などをこなしながら治療しなければいけないとき、その症状を軽くして生活しやすくするために薬は頼れる存在です。心の症状に対して処方されるものは、主に神経系に作用します。神経には刺激することで興奮作用が起こるものと鎮静作用が起こるものとがあり、それを薬でうまく使い分けていきます。例えば気分が落ち込みやすいケースには興奮作用を、緊張で動悸などが起きやすいケースには鎮静作用を狙うという使い方をします。ただし、心の症状の治療に使う薬は個人差が大きく、また効果が現れるのに時間がかかることが多いです。痛み止めのように飲んで数時間後に効くような効果を期待していると、まったく効いていないように感じてしまうので注意が必要です。インターネットなどで同じ薬を使っている人の話をブログやSNSで見かけることもありますが、ある人はよく効いているとしても自分に同じように効くとは限りません。その場合は主治医とよく話し合い、薬の量を増やすか種類を替えるかして治療方針を考えていきます。眠気が出る薬も多いため、運転など集中力を必要とされる作業が日常的にある場合も薬の使用を相談すべきです。身体に現れる症状に対しては、対症療法として使うのが有効です。うつ病で現れる身体的な症状は、実際にはその部位に異常がないことが多いです。しかし強い不安やストレスが神経活動の乱れを引き起こし、胃腸の異常な運動や血流の乱れ、各部位での痛みなどに繋がると言われています。よってそれらの症状を物理的に抑えるような作用を期待して薬を使うことが多いです。